介護現場には、経験豊富な派遣社員が働いていることもあります。しかし、正社員の若い介護福祉士が現場責任者となっている場合は、派遣社員がどんなに優秀でも、若い介護福祉士の指示に従わなくては行けません。このような場合、若い介護福祉士はかなり口調が厳しくなる可能性があり、派遣社員としてはいじめとも取れるような言動をされることもよくあるようです。

では、なぜそのようなことになってしまうのでしょうか。基本的には、介護福祉士には真面目な人が多く、医師や看護師と同じように命を預かる職種でもあるため、指導をする際にはどうしても厳しい指導になりがちになるのです。そして、ついつい年上のスタッフにもキツイ口調で指示を出してしまい、いじめと間違われるようになっているようです。

このようは場合の対処法ですが、一番効果的なのは、施設長に相談することです。また、同僚の介護士みんなが同じような不満を感じている場合は、全体の意見としてミーティングで話し合いの場を設けても良いかもしれません。たとえ現場の責任者であっても、大勢の介護士に注意を受けると、態度は改まる可能性はあるでしょう。

また、場合によっては転職するのも一つの方法です。いくらきちんと仕事をするための厳しい指導とは言っても、どうしても耐えれない場合には、精神的にも辛くなってしまいます。そのため、あまりにも指導が厳しい場合には、ハローワークや介護士専門の転職サイトなどを通じて、新しい職場を探したほうが良いかもしれません。