派遣社員として働く場合は、大人社会にあるいじめの対処法を身につけておくと良いかもしれません。例えば、職場内でいじめが起きる場合は、特定の人物が中心となって行動を起こしているケースがほとんどです。ですから、いじめを起こしそうな中心人物と上手に付き合うことができれば、いじめを未然に防げるということです。

いじめを行う人物の共通点として多いのが、支配欲が強いということです。正社員やパートとしてその会社で長く働いている人は、入ってきたばかりの派遣社員は格下に扱われやすく、自分が主導権を握りたくなります。そのため、入職してすぐの派遣社員が自分のいうことに対して反発したり、反論したりすると敵対心を煽るかたちになり、かえって押さえ込もうとしていじめが起きやすくなるというわけです。

そのようなタイプの人とうまく付き合うためには、相手をまず持ち上げることです。支配欲の強いタイプは直接的にほめられたりすると、自分が慕われているのだと思い、気分を良くします。そしてコミュニケーションを図りながら、相手と打ち解けることがポイントです。人間には他人に認められたいという承認欲求があるため、そこを上手く利用すると、いじめの中心人物になりうる可能性のある人とも上手く付き合えるようになるかもしれません。

雇用期限に決まりのある派遣というワークスタイルは、正社員やパートで働く人とは働く条件が異なるため、周囲に気を遣うことが大切になります。いじめのリスクを減らすためにも、ぜひ予備知識として参考にしてみてくださいね。